ジャニオタ一生新規

輝いてるその瞳がずっとそのままでいてほしいから

5人と松松の湾岸のこと。

 


これは残しておかなきゃいけないと思った。
誰のためでもなく、ただ自分のために。湾岸を見て感じたことを、この気持ちを、5人の優しさを、2人の努力を、絶対に絶対に忘れないように、ここに残しておく。

 

 

 

穏便に、どうか穏便に、何事もなく……。
そう願いながら、初日の昼公演が終わった頃に「トラジャ」と打ってみると、候補に出てくる「トラジャ 松松」「トラジャ 増員」。

見たくない。そんなの見たくなくて。
だけど少しでもレポを見ようものなら目に入ってくる「松松」「松松」「松松」。

 

 

このたった1年でトラジャにはものすごく色んなことが起きていて、4人もメンバーがいなくなって、悲しくて寂しくて悔しい思いをたくさんした。
でも、いつだっけな。森継さんが加入するなんて噂が立ったことがあった。Mステで、嵐のバックにすとらぶとらめいどが付いたとき。そのときの自分の気持ちを思い出したんだけど、正直、「メンバーが減るよりも嫌だ」と思ってた。Travis Japanは、トラビスが選んでくれた9人だけが、トラビスの名前をもらってそれを名乗ることができるんだって。

今回も実際に湾岸へ行くまではそれと全く同じ気持ちで。
あれ、自分は明日何を見に行くんだろう。なんで行かなきゃいけないんだろう。島はやめてヒロキの舞台観に行こう。来年のクリエは申し込まなくていっか。
なーんて、そんなとこまで考えてた。(最低)

でも、いざ入ったらそんな気持ちは消えちゃった。
湾岸は、どこを切り取っても全部、もう本当に全部、トラジャの優しさしかなかった。

 

 

「湾岸やるよー!ってなってね、気づいたらね!あれ!5人になってる!みたいなね!だるまさんがころんだ、で振り返ったら誰もいないみたいな!」
「どっか行っちゃった!」
「俺らのスピードについてこれなかったのかな?」
「俺ら前しか見てないから」
「ふぅ〜!かっこいい〜!」

こうやって笑い話にするってすごいことだと思うの。できの悪い私は、なんでそんなこと笑って言えるのって、笑ってあげられなくてごめんね。

 

「ということで、僕らが、僕らから声をかけて、ゲストに来てもらいました!」
「みなさん、あたたかく迎えてください!どうぞ!」

言葉のひとつひとつが必死に松松を守っているように感じて。
ハッキリ言えば、湾岸の準備をするに当たって、SHOCKで博多とか行ってる松松にわざわざ声かけるか?単独ライブでゲスト迎えるとかあんのか?って感じだし、ほんとは違うんじゃないのって思っていた人は多いはずで。
でもトラジャがそう言うなら、そうなんだよね。5人が松松に声をかけて、サポートしてもらうことになったんだろうね。

 

 

そうやって始まった7人のステージは、言葉にするのは難しいけど…優しくて、あたたかくて、愛に溢れていて、一生懸命で、負のエネルギーなんかどこにもなくて、ほんとに楽しくて幸せな空間だった。

メンバーが考えてくれた振りはどれも、松松を視界から外すことはできなくて、もう本当にメンバーの一員って扱いで。
うまく言えないけど、彼らの発言にも、表情にも、踊りにも、全てに優しさが詰まっていて。湾岸に行った人は誰もが感じていた思う、トラジャの優しさ。

曲中にメンバー同士で目線を合わせるのも、今回はいつもより多かった気がする。そして、それを松松ともやってた。トラジャは松松のことをそんな風に見てるんだな〜って。

 


セトリをざっと見れば分かるけど、やっぱり今までトラジャがやってきた曲が多い。
松松は、そのトラジャが積み上げてきたものを絶対に崩しちゃいけない。ただダンスが上手ければ良いわけじゃない。完全に揃えなければいけない。個性を殺すことを個性にしているグループに入るって、並大抵のことじゃない。でもちゃんとできなきゃ、トラジャのファンはきっと認めない。
本当に本当に、相当なプレッシャーがあったと思う。

でも松松すごくて。なんかほんとに、すごくて。
あーこれ書きながらも涙が出てくる。必死にトラジャのダンスに食らいついていく2人の顔が、もう、「頑張れ…頑張れ…」って思わざるを得なかった。

 

違和感がないとは思えない。だって私がほとんど知らない興味の範囲外にいた2人が、よく見知った大好きなトラジャと一緒に踊ってるんだもん。
でもね。「初めて見た人は分からないよ」ってみゅうとくんが言ってて、「そうかもしれないなぁ」って思った自分もいた。

きっと初めて見た人は分かんない。それくらい松松は頑張ってくれていたし、本当にすごいんだよ。

いつば、とか。もうトラジャの代表曲というか、いつばと言えばトラジャみたいなところさえあるけど。
あの曲もなんか、かなり揃ってて、あーすごいなーって素直に。
ボリューム戻ったな、とさえ思ってしまった。引きで全体を見てたら、物理的に「7人」のダンスは、やっぱり5人の時よりも迫力があって。違和感、ないのかも…って思ったり。

 

 

オーラス。
少し覚悟を決めたような顔をしたちゃかちゃんが「2人が加わってパフォーマンスしてきたけど、もう、俺らいいんじゃない?Travis Japanでいいんじゃない?」って。


「もう仲間じゃん!」「みんなはどう?」「こんなに頑張ってくれて、嫌って言う人なんていないよ」「文句言う人は俺が許さない」


これがトラジャのやり方だった。

優しいなぁと思った。最後までファンの気持ちを大事にしてくれて。松松の2人がどんな気持ちで5公演出てくれていたかなんて想像もできないけど、松松はゲストという設定を貫いてくれた5人には、2人には、トラジャのファンに対する優しさがあった。


『幕が上がるとTravis Japanは7人になっていました』
でもよかったと思うの。というか、そうなっていたとしても仕方なかったと思うんだよね。

今までもトラジャに限らず他のグループでそういうことって何度かあったし、それが普通というか。強引に決断したことでも、時間が解決してくれることってあるから。

でも、5人で出てきて、5人で踊って、5人で会場を温めて、俺らが声をかけて来てもらいましたって"ゲスト"を迎えて。
新しい衣装も、新しいオリジナル曲も、誰がどう考えたってもう7人なんだけど、彼らがゲストと言う限り松松はゲストで、Travis Japanは5人だった。
湾岸というステージを共にしたことで、最後の最後で、やっと"メンバー"になった。
トラジャがそう言うから、そうなんだよ。幕が開けた時から7人になることが決まっていたんじゃないよ。湾岸は、5人のトラジャだったよ。彼らが、そう言ってくれてたから。
本当にどこまでもファンに対する優しさでいっぱいだった。

 


「俺らこんな感じ(踊ってばっかで大変)じゃん、でもその俺らの倍、松松のほうが頑張ってくれたんだよ」ってちゃかちゃんが言って。
その頑張りは誰が見ても分かるから、その後の拍手は温かかった。
7人を受け入れる受け入れないは人それぞれだし、時間がかかる人だっているはずだけど、トラジャのファンはみんな、あの時、彼らの頑張りを認めていたんじゃないかなと思う。

そりゃそうだよ。あんなに必死な顔して踊ってる2人を見ちゃったら、なーんも言えないって。忙しい中あそこまで仕上げて来て、あの出来を見せつけられちゃ、文句も言えない。というか文句なんて一つも出てこない。
松田くんと松倉くん、ほんとにすごかったな。


何より、松松に対する愛だなぁと思ったのが、トラジャが全くレベルを下げなかったこと。
まーーじで容赦なかった。そりゃ2人も必死になるよね。
でももしレベルを下げていたら、叩かれたのはきっと松松だったから。
だからトラジャはすげーなーー!!って。

そんで、そこにちゃんと応える松松はすげーなーー!!って。もう尊敬。7人尊敬。


しかも、トラジャがほんっっっとに良い顔してんのよね。悔しいくらいに!!
盛り上げ方がうまいから、トラジャは。複雑な気持ちを持ってるファンのこと、ちゃーんと分かって、でもちゃんと盛り上げてくれて。

で、嬉しそうな楽しそうなファンの笑顔を見るトラジャの顔が、これまた嬉しそうで楽しそうで。
すっごく楽しそうにしていて。いやなんか、ほんとにめっちゃくっちゃ楽しそうだったんだよ!!(ボキャ貧)

 


それにね、トラジャにしては珍しく、具体的な夢を語ってくれた。仮にその場のノリだとか会話の流れで言ったことだったとしても。「東京ドームでやりたい」とか「ハリウッドでもやりたい」とか「ブロードウェイ」とか。「おっきい所で自分たちなりのものを魅せたい」って言ってくれて。
もうずっと聞いていないような、そんな具体的な夢。まぁこれ、言ってくれたの全部うみんちゅなんだけど。ほんとに嬉しくて。
トラジャをそうしてくれたのは、もしかしたら、もしかしなくても、松松なのかなって。
2人が入ったことで、トラジャは何か大きな可能性を感じたんだと思う。それは見ているこっちにも伝わってきた、そう思ってるなって。すごく明るい顔してたから。パフォーマンスが、今まで以上に堂々として見えたから。
それに私も感じた。トラジャの可能性。それは今まで感じてきたものとは全然違っていて。可能性の種類?方向性?が、なんか今までと違って…。うまく言えないけど…今までは縦に伸びていたものが、これからは横にも広がっていくような…そんな感覚。ほんとうまく言えないな笑
本当にアメリカに行っちゃったら私は観れない可能性が高くて寂しいんだけど、でも夢を叶えるためにトラジャがアメリカに行くなら、それより嬉しいことなんてないし。不可能なんてない!決めつけちゃいけない!行ってやろうよ!やってやろうよ!夢のHollywoodで!トラジャのパフォーマンス魅せつけてやろうよ!
本気で望むなら、本気で応援する。

 

 

しめ「色々あったけど、ほんとに、おれら、前しか見てないから。今日の公演でみんなのとこ見て、俺らもっといけるなって思った。」ってなんかうちの人が急にスッと前に出たかと思ったら真面目に泣けること言ってきて普通に泣いた。
ほんとうに、ほんとうに「色々あった」し、でもほんとうに「前しか見てない」んだなって感じたし、ほんとうに「もっといける」って思ってくれたんだなーって、もう、その言い方と表情を見てれば、全部、分かった。
前しか見てないって、トラジャは何回も言ってくれてた。

 

 

 

 

 

 

受け入れられないって思ってた。とりあえず手元にあるチケットは仕方ないから全部自分で入るけど、これを機にトラジャからは離れちゃうのかもな、そしたらもう悲しくならない道を選びたいな、なんてことまで考えてた。(最低)

でもトラジャは知ってた。今の状況で、できるだけうまーく2人を迎え入れる方法。

そしてまんまとやられた人がここに1人。

 

こんなにも負の感情がない状態で湾岸を終えられるなんて、思ってもみなかった。
トラジャの優しさと、あたたかさと、大きな心と、思いやりと、キラキラの笑顔と、いつも以上に前を向いている姿勢と…って、全部トラジャおかげ。
そしてこの短期間で、この日のために、死ぬほどの努力をしたであろう松松のおかげ。
新しく入る子が、こんなに必死に頑張ってくれるステキな2人で良かった。どんなに強い向かい風からも、少なくとも5人と、そして魅力に気づけた私みたいな人間が、君たち2人のことを守る。Travis Japanの大事なメンバーとして。


好きになるんだと思う。いつかきっと、みんなに愛されていくんだと思う。
あの公演を見ても「絶対に認めない」って言っている人もいたから。だから頑張ろう。そんで今まで以上に最高な「Travis Japan」になってやろうじゃん。見返してやろうじゃん!
見返してやる!って思う相手が身内にいるって厳しい状況だけど笑

 

でも私は好きだよ。7人の空気感、とっても好き。
カイトが3人いるのも、面白いネタだし。しかも華の97年組、入所日も一緒、運命かよ。

 

 

代わりなんて誰もいないし。いつも言ってるけど、私は今までのTravis Japanを絶対に忘れたくないよ。9人も、8人も、7人も、6人も、5人も、どの時代にも素敵な思い出はあるから、どの時代も忘れずに大切にしたい。

今までのTravis Japanを大好きなまま、また新たに7人のことも、もっともっと好きになっていきたいと思う。振り切れるくらい、過去の話を笑えるようになるくらい、新しい7人には幸せを連れてきてほしい。まだ過去に留まりたい気持ちがほんのすこーーしだけある自分の手を、今までみたいに強く、無理矢理にでも引っ張ってほしい。前を向かせてほしい。そしたら今まで以上に楽しいよって、教えてほしい。

7人なら、それをやってくれるんじゃないかって思ってる。期待してるよ。

 


新生Travis Japanの未来に幸あれ!!!