「最後の一人になっても…」「Travis Japanでいたいと思ってる」
かつてのトラジャ担が呪いのように握りしめたこの言葉を、再び伝えてくれたのは、吉澤でした。
(うみ「選ばれたのは吉澤でした」ちゃか「○鷹みたいに言うじゃん」のノリが大好きだった女)
私は七五三掛担で…すした…で…した…です…です…?
分からないけどなんかTravis Japanのことやっぱり好きだと思ったし、少し見ない間にまた成長したなと感じてしまった2020年の夏。
気持ちの変化は文字に起こしておいた方が絶対に良いので、ENTER1234567の配信が始まる直前のこんな時だけどサマパラ後のことを。
これは彼らの過去を 懐古 しながら、短期間オタクを辞めた人間がソロコンを見てまた"ここ"に戻ってくる話。
昔の話が苦手な人はスルーして。
ソロコントップバッターだった如恵留くんの12時公演のチケットは、当日8月1日の11時に買いました。
仕事があったわけでもない。結構前から休みだって分かってた。
でもチケットは買ってなかった。
ただ、私用を入れることもしなかった。
多分だけど、私は見ることになるんだろうなぁと心のどこかで思ってたんだろうね。
まぁ結局買ったし見た。
で、見終わったら15時と18時を買い足してた。
めっちゃ予想通りの展開でウケる。
でもあれだけTravis Japanに命をかけてた私がここまで冷めてたのは、本当に幻みたいな話。
去年までだったら、公演が決まってチケットが買えるようになった瞬間、仕事や予定があろうが無かろうが全公演のチケットを即購入してたと思うもん。いや絶対そうしてた。
ジャニーズが今の体制(察して…)になってからは、色んなことが徐々につまらなくなって、完全に私の好きなジャニーズじゃなくなっていくのが手に取るように分かった。
始まりは1年前、「ぷれぜんと」のガイズで感じた違和感。*1
その後も続いた無理矢理でめちゃくちゃなプロデュース。
せっかくの初主演舞台、「虎者」でのハチャメチャな一幕。(家族愛が吐くほど嫌いな私にも落ち度はあります)
今までのジャニーズの 伝統的なカオス とはやや路線の違う、方向性を履き間違えた面白くないカオスさ。
私もう、ジャニーズのオタクなんか辞めてやるんだーって結構本気で思った。
辞めてやる!というよりも、あちらから距離を取ってきた感じ。
だから自然に離れることができた。
一度オタクを辞めた理由はもう一つあって。
私は、紆余曲折あったTravis Japanしか知らないし、「あの夏」と言ったら2017年しか思い浮かばない。
一番辛くて、一番悲しくて、一番寂しくて、一番悔しくて、
でも一番叫んで、一番楽しくて、一番彼らと心が繋がれて、いっっっちばん濃くて幸せな時間を過ごした2017年を基準に、私の中のTravis Japanは動いてる。今も。
どうしようもなく9人が、8人が、7人が、6人が、愛おしくて、
今はこの7人で幸せなはずなのに、色んなきっかけで何度も4人の影を見てしまう自分がいることに嫌気がさして、彼らとファンのみんなに申し訳なくて、ごめんって思いながらオタクを辞める決意をした。
こんなんで、ずっと私はこんなんでごめんねって。
こういうオタクがいること、今の7人しか知らないファンが見たらきっと良い気がしないんだろうなと思ってきた。
今年のソロコンで、彼ら自身が「7人で活動する前」の話をしたり、「懐かしい曲」や「思い出メドレー」を披露したりすること、今の7人しか知らないファンはどんな気持ちで見たんだろう。
分かんない。ぜんっっぜん分かりません想像もつかない。
へー知らないなこの曲、って感じなんだろうか。こんなのやってたんだ〜なんか好き〜とかなんだろうか。いつまで過去の話すんのよ、思い出に浸ってんのよ、って思う人も中にはいるかもしれない。
両腕なんかじゃ抱えきれないくらいの思い出がある私には本当に何も分からないんだけど、それでも演ってくれた彼らに、また救われちゃったんだ。
私みたいな奴が、思い出を大事に抱えていることを「ダメ」って言わない彼らに、また今年も、また今年の夏も、救われてしまった。
4人がいるから今のTravis Japanがあるというのは紛れもない事実だし、それをTravis Japan自身が同じように思ってくれていて嬉しかった。
4人を、今までの過去を、ずっと大切にしたいという気持ちが、オタクのエゴじゃないと分かったこの夏は、私にとってすごく幸せな思い出になったよ。ありがとう。
分かんない人もいるよね。むしろ今は、分かんない人の方が多いかもしれない。
たった3年。だけどこの3年はすごく大きかった。
きっと前の体制を知るファンよりも、今の7人から知ったファンの方が、今はもう多いかもしれない。
私の中でトラジャ担は、PLAYZONEを観てきたオタクか、そうでないオタクか、に分けられるとずっと思っていて。
だからPLAYZONEが画面の向こうの話だった私は、トラジャ担として一生新規だ、と思って今まで生きてきました。
でも、古のオタクってこうやって形成されてくんか…と、特にここ1、2年は思い知った。
おそらく"厄介な側"に自分がいるのでは、と思い始めると、彼らにも新しくファンになってくれた人たちにも申し訳なくなって、このフィールドにいられなくなっちゃった。
ところで、7人がソロコンを終えた後に可愛い無所集団(通称クリエC)のサマパラを見て、いつぶりか「Maybe」を聴いた。
残念ながらV6は通ってきてない道だから、2018年にいちごみるく*2が披露した二番しか知らなかったのだけど、
クリエCが歌う一番の歌詞に私は釘付けになった。
いつも重さ量りながら疑ってきた愛
古い傷口の痛みが そうさせていたけど
渇いた胸に 注がれていく 君のただ素直な笑顔が
視界を塞いでた闇を 静かに晴らした
Travis Japanに対する今の自分でしか無いじゃん?
アイドルの言葉は100%信じられません。
アイドルだって所詮人間。好きなものも変わるし、気持ちも変わるし、目指すものも変わる。
一番大事な場所が、夢を叶える場所が、「ここ」じゃ無くなることは、ザラにある。
私をこんな思考にしたのは、悲しいけど紛れもなく、大好きなTravis Japanだった。
私はかつてアイドルの言葉を100%信じきってしまったから、その分傷ついたし、きっと他の人を傷つけた。
あの頃の彼らの言葉と、私の中の辛い思い出が、ずっと成仏されないまま心の中に残り続けて、その古傷のせいで、気づいたらアイドルの言うことを素直に信じられなくなってた。
少し引いて見る癖がついて、疑いながら、信じてるフリをしてついて来た部分もあった。
だっていつか傷つくのは、結局自分だもん。
でも、そんな渇いてしまった私の心にもう一回水を垂らしてくれたのはやっぱりTravis Japanだった。救世主なのかなぁ。
サマパラ2020。ソロコン、結局全員分見ちゃったし、メンバーが見学に来たり、ちゃかパラオーラスで7人が並んだ時、嬉しそうに笑う彼らを見て、私とっても幸せな気持ちになったよ。
視界が晴れるみたいに、7人を観てる時だけは嫌なことも全部忘れて幸せな気持ちになれた。
悲しみにまみれて泣く必要のない夏は、何度経験しても本当に幸せで、なかなか慣れないね。
今の7人になってから、夏は毎年、ずっと楽しくて、幸せで、決意をし直す、悲しくない季節だ。
彼らが口にする決意を、目標を、夢を、もう一度信じてみたいって思った。
もう一度、もう少しだけ、信じてみてもいいのかなって思った。Travis Japanに対しては、いつも私は恐る恐るになっちゃう笑
過去の記録を読んでみたら、もう一回信じてみようって思えたタイミングが今までも何度もあったみたい。
何度壁にぶつかっても、
何度もそう思わせてくれるって、
Travis Japanは本当に魅力のあるグループなんだなぁと改めて思いました。
そしてどんどん「グループ感」が強くなっている。
明確な言葉で夢や目標を示してくれるようになったし、1人で立っているのにその背景には6人が見える。Travis Japanを背負ってステージに立ってる。
一人で背負って一人で戦ってる感じがしなくて、危うさがなくて、安心して見ていられたよ。それがとても嬉しかった。
どこかでずっと願っていた想いを
君が叶えてくれたのか 必然の奇跡か
maybeのサビ前の歌詞で思い出したのが、しずパラ12時公演で閑也が挨拶の時に伝えてくれた言葉だった。
「僕はTravis Japanがなくなる…メンバーがいなくなるまで、Travis Japanに、ずっといたいなって、なんかずっと残ってたい」
かつて私は、タイトルにもしたあの言葉に縛られて、あの言葉で彼を縛った。
あの時期にTravis Japanが伝えてくれた言葉たちは、今でも私の中に大事に大事に刻まれてる。
近いうちにきっと消えてしまうと思っていたTravis Japanのテキストは、片っ端から、文章を覚えてしまうほど読み込んだ。
その中でも
宮近「美勇人くんがいつも言ってるけど…、最後の一人になっても…」
森田「Travis Japanでいたいと思ってる」
というテキストは、トラジャ担を一直線に呪いの渦へと引き込んだ。
その呪いから解けないまま、ここまで来てしまった、あるいはここまで来れずにフィールドを離れてしまった人たちは、本当に本当に本当にたくさんいると思う。
最後の一人になっても、Travis Japanでいてほしかったんだ。きっと誰よりも、自担の七五三掛くんよりも、彼にだけは「ここ」にいてほしいと願った。
彼を手離したくなかったし、彼にこのグループを手離して欲しくなかった。
ずっと「ここ」で踊り続けてほしかった。
ダンスもまだまだだったメンバーにビシッと言ってくれるダンスリーダーの存在は、Travis Japanが生きてく上で必須だと思ってたから。
ヘタレで先輩感なんて無かったけど、ダンスにおいては彼が一番ってみんなが認めてたから。
MCが「大乱闘」と呼ばれるくらいTravis Japanは元からとっ散らかってるけど、そんなメンバーをまとめてくれるのも実は美勇人くんだったと思うから。
Travis Japanとしてバックに付いてたキスマイツアーの途中から、TDCでハシパラが始まって。
そのバックに美勇人くん含むLove-tuneの7人がいたとき、誰もが「キスマイのバックはどうするの?」って心配してたのに、恐らくもうTravis Japanじゃなかったはずなのに、
今の仕事(キスマイバック)は最後までやらせてくださいって仙台の日程だけオーラスまで全うして、次の日からまたTDCでハシパラに付いてたような人。
すっごくカッコ良かったし、Travis Japanに本気だったし、キスマイや橋ちゃんに誠実だったし、ジャニーズJr.としての責任感があった。
喋り出すと止まらないの。
美勇人くんは本当に、美しくて勇ましい人。
彼の言うことなら全部全部信じたかった。
彼が踊れば、彼の心はすべて伝わって来たし、そんなダンスができる彼の才能を、ずっと「ここ」で生かし続けてほしいと思っていた。
だから彼がTravis Japanに対して 本気である と感じられる瞬間が、しめみゅ担の私にとっては本当に生きがいだった。
結局彼は、噛み癖と夢のHollywoodというオリジナル曲だけを置き土産にして、「ここ」を去って行ってしまった。
あの言葉は何だったの。
あの言葉を信じた私は、信じてきた時間は、何だったのか。
信じてしまったことが、間違いだったのか。
そんな呪いを、3年経って、あの閑也が成仏させてくれるなんて誰が想像できたんだろうね。
しかもあれは、同じことを言おうと意識したんじゃなくて、本当に純粋にそう思って出た言葉だったように感じる。
閑也の素直な気持ちが、泣くほど嬉しかった。
それに私は、あの時みたいに「言ったな?お前言ったな?絶対だな?二言はないな?信じるよ?私はあなたを信じますよ?いいですか?」とは思わなかった。(前は思っていた、怖い)
怖いよね。怖かったな。文字だけで見れば、ただ真っ直ぐで誠実な言葉が、あの頃は唯一の約束に思えたし、御守りのようでもあったし、遺言みたいだった。
でもそんな恐怖を抱かせなかった閑也は、見ている人を安心させられるくらい本当に強く大きくなったし、自信もついて頼もしくなったんだなぁと思う。
弟組だけど、誕生日は美勇人くんより約3ヶ月早い。兄組と弟組を繋いでくれる根っこみたいな存在の閑也が、ずっとTravis Japanで居続けてくれて、こんなに強くなってくれて、本当に頼もしいよ。
18時公演では、あんな風に控えめに泣く閑也を見て、ものすごく閑也らしいなーなんて思って私はまた泣いてしまった。
色々あった時期に一番泣いたりしてたじゃんってイジられたり、「誰が辞める時も泣きそうで吐きそうなくらい嫌だった」なんて言ってくれたりした、閑也そのまんまだった。
閑也はいつも大人しくて控えめで、いつも一歩引いてメンバー全体を見てたよね。
サマステで自分に話題を振られて一歩下がる閑也を見て、そんな引っ込み思案なアイドルいる?!とビックリした記憶があるの笑
確かにSixTONESは怖かったけど(関係ない)
俯瞰ができる閑也は、その時のメンバーに足りないものや自分だけのものを見つけようとして、いつも頑張ってた。
キレキャラやったり、今はお笑いキャラやったり。今もたくさん頑張ってること、ちゃんと分かってるよ。
でもサマパラ18時公演のあの瞬間は、そういう被り物を全部脱ぎ捨てて、素の閑也で泣いてた気がする。真っ直ぐすぎて、私も泣くことしかできなかったな。
"今までたくさん辛いことがあって、同じくらい嬉しいこともあって、9月に7人でコンサートができることが本当に嬉しい"って、泣きながら色々伝えてくれたこと、私は全部全部嬉しかったよ。
いつも周りのことばかり見ていて、自分のことより皆のことで、優しさで人を包み込んできた閑也自身のやりたい事が、全部全部「ここ」で叶えられたらいいなと、心から思う。
2020年の夏、またTravis Japanの夢を一緒に追いたいと思ってしまった自分がいる。
2019年末、自担(薮宏太くん)と自担(七五三掛龍也くん)が俳優としてではなくアイドルとして同じステージに立つという、夢みたいな空間があった。
それを最期の景色にして、オタクを辞めよう!という決意をした。
色んな理由が重なったタイミングだったとは思うけど、
やっぱり、ふとした瞬間に4人を想ってしまう自分が、過去に囚われてるだけのように思えて、周りからそう思われてる気がして、それが少しつらかった。
Travis Japanの今までがこんなにも愛しくてごめん。
大好きで仕方なくて、いつまでも大事にしたいなんて思ってしまって、ごめんね。
のえみゅを思い出して泣いたり、あらちかの画像を無言で貼ったりしてごめん。
拡輝に喋りかける優しい顔と声のしめを思い出してごめん。
朝日の白い歯を思い出して一人で笑っててごめんな?(これはマジごめんねあしゃひ)
前だけを向けなくてごめん。
何度も何度も4人を思い出してごめん。
すぐに共通項を見つけて今のTravis Japanにも4人の影を見てしまってごめん。
ずっとこんなんでごめんね。
周りはみんな前を向いてた。というか、そもそも「後ろ」を知らない人でいつの間にか溢れていた。
私が前を向いてない訳じゃないけど、穏やかに振り返ることもできない雰囲気の中じゃ、私は生きられないと思った。
それに、私なんかが必死に頑張って彼らの背中を押さなくたって、彼らの周りにはもう、たくさん、支えてくれるファンがいるんだなって思う。
そう感じる瞬間があると、自分がファンでいることの意味がわからなくなった。
「好き」だけでJr.担はできない。
そういう世界だと思ってたけど、今はもう時代が違うみたい。
新しいファンは、ありがたいことにどんどん増えてる。
応援する対象がJr.である以上、ファンが何かしらの利益を生み出さないと、彼らは何も動き出せない、という状況になることが多いと思う。
彼らが夢を叶えるためには、彼らだけが頑張れば良いってもんじゃない。
それはデビュー組も同じと思う人がいるかもしれないけど、全然違うってJr.担やってて思った。
Jr.担はハードだ。
だから数字やお金で貢献できる歳になるまで堂々とJr.担は名乗れなかったし、いついなくなるか分からない自担を信じられるようになるまで時間もかかった。
敷居、高かったなぁ。
私の中でのそういう「Jr.担」の固定観念がなかなか変えられなくて、数字や金でちゃんと貢献するということが達成できない今の私は、「Jr.担」では無いかな、と思っている。
(担当の概念は人それぞれです)
だから今の私は、ただ「Travis Japanが好きなだけの人」でしかない。
何の利益も生み出せない、本当にただのその辺の人。
ファンですらないかもしれない。
でも、好きだし応援してる。
自分のキャパが小さくて、要領が悪くて、今は心も体もそこまで元気じゃないせいで、去年までのように自分の全てをTravis Japanに注ぎ込むことはできない。
自分だけが都合良くもらってばかりになってしまうことが、本気で頑張る彼らに申し訳なくて、堂々とファンなんて名乗れない。
でも、好きだし応援したい。
Travis Japan、7人のソロコンサート、最高だったな。
どのタイミングで「またここに戻ろう」って思った、とかは無い。
けど、7人分のソロコンが終わったとき、7人から離れられない自分がいた。
こんな私がファンを名乗っていいはずが無いのだけど、世界中の誰よりもTravis Japanの夢が叶うことを願ってる。
彼らの夢や目標が、
「Travis Japanで叶えられること」ではなく、「Travis Japanにいるからこそ叶えられること」であると感じた時、わたしはとても安心するし、幸せな気持ちになる。
そうであると良いなと、心から願っています。
7人の夢を叶える場所が、この先ずっと、
他でもない「Travis Japan」でありますように。
何者でもない私から、また今日も伝えるね。
Travis Japanの未来に幸あれ。